アスキッド工法

雨天走行中の車両(特に二輪車)のスリップ対策として開発され、ジャンクションなどの半径の小さい箇所や、1m以上のフェイスプレート上に施工されます。
アーク溶射機ですべり止め及び耐食性のある荒肌の表面をした溶射皮膜を鋼材表面（フェースプレート)に形成する工法です。

アスキッドとは、アンチ・スキッド(Anti Skid)の略で、すべるの反対で「すべらない」の意味となっております。

溶射材料　　　　Fe-Cr（ステンレス）とAl-Mg
溶射皮膜厚さ　　500μm以上
封孔処理　　　　シリコーン系樹脂塗料からなります。
すべり止めの材料(Fe-Cr)と長期防食性を保つために(Al-Mg)を同時に吹き付けることにより長期間、性能を維持できます。

可能です。施工数量は、1レーン/日　(22:00～翌6:00)
施工の際には、すべり止め溶射だけではなく、漏水の原因となる遊間のシール材の補修や、樋の設置などをトータル的に提案しています。
ただし、粉塵及び、騒音が発生しますので作業環境の保持対策が必要です。

耐摩耗性試験前に6000時間以上(約9カ月間）の耐食性試験を実施し、性能を確認しています。

NEXCO西日本での現場施工実績は７基ほどです。

工場施工は、NEXCO西日本を含めてH20年から現在まで約110基ほどあります。
（詳細は、下記リンクより参照）