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溶射ボルトとはどの様なボルトでしょうか?
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溶射ボルトは、工場でボルト、ナット、ワッシャなどにTAPS工法でAl-Mg合金溶射を施したもので、工場出荷時から溶射皮膜があるボルトセットをいいます。
ボルト材料によって、高力ボルトに溶射したAl-Mg溶射高力ボルトや、Al-Mg溶射普通ボルトなどがあります。
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溶射ボルト(Al-Mg溶射高力ボルト)の種類を教えて下さい。
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Al-Mg溶射高力ボルトは、高力六角ボルトに溶射したものとトルシア形高力ボルトに溶射したものがあります。
ボルトサイズや首下長さは、一般に下表や図1.2のようなものがあります。ボルトの種類・規格 呼び径 首下長さ トルシア形高力ボルト(頭部溶射) S10T M22 55~145mm M24 60~150mm 高力六角ボルト(前面溶射) F10T M22 60~160mm M24 90~150mm 図1 M22 F10T:全面溶射 図2 M22 S10T:頭部溶射
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溶射ボルト(Al-Mg溶射高力ボルト)を現場で締付けたあとの処理を教えて下さい。
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Al-Mg溶射高力ボルトの締付け施工後は、ボルト・ナットの外観検査やナット回転角、皮膜厚さなどの検査を受けます。
また、検査完了後は、現場で封孔処理を行います。なお、現場で行う封孔処理は2次封孔処理と呼ばれています。(1次封孔処理は、工場で行われています)
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溶射ボルト(Al-Mg溶射高力ボルト)を施工したあと、塗装はどの様にすれば良いでしょうか。
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2次封孔処理で施工が完了する場合もありますが、2次封孔処理後に、色合わせのために塗装を行うことも可能です。
塗料の塗り重ね性については、塗料メーカーなどに確認して下さい。また、塗装の詳細は、契約仕様書等に基づいて下さい。
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溶射ボルト(Al-Mg溶射高力ボルト)の販売はされていますか?
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TAPS工法研究会ではAl-Mg溶射高力ボルトは販売していません。
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普通ボルトへの溶射は可能ですか?
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普通ボルトへの溶射は可能です。
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施工実績はどの程度ですか?
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詳細は、下記リンクより参照ください。